その男Glass-Jaw-Hopperグラス・ジョー・ホッパー

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ベンジャミン






おぉ・・・ベン・・・・?


ベンジャミンぢゃないか・・・・


何故に君はここにいるの?


ごつい体躯と坊主頭から、てっきり米軍基地駐屯中なんかの海兵隊の米兵なんかと思っていたのだが、朝こんな早い時間に原宿にいるって事は違うのか??


最近近所のスーパー銭湯温泉に入るため脱衣場で服を脱いでいたら、初老の男、若い男、外国人の男の変わった組み合わせのトリオが俺の横で揉め出した。

初老「ベン、パンツ脱いで入るんだ。」

外人「チンコはどうするの?」

若者「チンコは出すんだよベン」

外人「わかったトシオ」

シュワちゃんみたいなベンがスルリとパンツ脱いだ。

若者「ベン、何で毛剃ってるの?」

外人「ミサに切られた。」

初老「何やってんだお前たちゃ~」

外人「ミサが面白がって切りました。」

若者「姉ちゃんバカじゃないの・・・」

外人「ミサも切りました。」

初老・若者「・・・・・・・・・・」


そのまま風呂向かうトリオと一緒に風呂に向かう俺・・・・・・

初老「ベン、タオルは風呂に入れちゃダメだよ。」

外人「チンコはどうするの?」

若者「チンコはそのままで入るんだ。」

外人「OK」

初老「ベン、先に体洗ってから入るんだ。」

外人「何故ですか?オトーサン?」

若者「チンコが汚いだろ洗って入らないと」

外人「汚くない~ミサはこのチンコ大好きで食べます。」


初老・若者「黙れベンジャミン!」


外人「チンコ汚くない、ミサもフサエもこれ好きです。」

初老「フサエが?」

若者「何で母ちゃんがベンのチンコ見たんだよ。」

外人「大きいから見たがったから見せた。」

初老・若者「・・・・・・・・・・」

外人「でもフサエはまだ食べてない。」


初老・若者「黙れベンジャミン!」


てな展開が隣で行われていたのだ。



とうとうフサエまで手を出して追い出されたかベンジャミン???


異国の地を彷徨う放浪のベンジャミンの明日はどっちだ?


もう毛は生え揃っただろうか?



まだ日本をいまいち理解していないようだ・・・・・


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by glass-jaw-hopper | 2010-05-24 21:25 | | Trackback | Comments(8)

グレー


雨が降っている・・・・

いつの間にか梅雨入りしたのだろうか?

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グレーの朝・・・

グレーは音を吸収するのか・・・・

とても静かで無音だよ。

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都会の湿った臭いは埃臭い・・・どこかすえた臭いだ・・・・でも妙に懐かしいのは何故だろうか?

梅雨の季節が近づき、またこの都会の湿った臭いが充満してきた・・・・・電車の中もその湿った香りは侵入している・・・・

決して心地良い香りでは無いはずなのだが、何故かこの臭いは嫌いでは無い・・・・・

不思議だ・・・・・
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by glass-jaw-hopper | 2010-05-24 08:30 | | Trackback | Comments(4)

泥だらけのヒーロー

ヒーローってのは、ここぞって時に活躍するものなのだ。

普段は目立たなくてくすんで見えても、ここだって時パッと眩いばかりに輝き光るものだ。


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アメリカじゃ3Aでくすぶっていたパッとしないマイナー選手だったらしい・・・

68年にセネタースで9試合を経験しているのみだ。
3Aったら二軍の下のリーグだ確か・・・・・・


随分安く日本に連れてこられたそうだよ。

来たはいいけど後からやってくるメジャーリーグから引き抜かれて来たチームメイトには軽く見られ萎縮気味・・・・・

よく外野で並んで立ってお世辞苦笑いしているシーンが映し出された。

189センチ91キロとウドの大木みたいに大きい身体しているくせに蚤の心臓・・・・
実際は190センチオーバーの阿部寛並の逆サバ読み・・・

禿頭もコンプレックスでヘルメットとCAPの交換の早さは神業だ。


コンプレックスの塊のウドの大木・・・・・

守備位置では内股で頼りなさげに穴から立ち上がっているフェレットみたいにオドオドしている。



ところがどうだ・・・チームメイトのメジャー出身選手降板後ここぞと言う場面でガンガン打ち出した・・・・・

その外人選手にあるまじき控えめな態度と裏腹に打席に立てばホームラン・・・・・

打球は力強く、日本人打者の打球と違いゴルフボールみたいに身をくねりながら有り余るパワーの行き場を探るように飛行中スタンドに突き刺さるまでに3度ぐらいググッと伸びた・・・・・

CAPからヘルメットに代えると俄然パワーアップの様は気弱なクラーク・ケントがメガネを外してスーパーマンに変身するが如しだった。

そんなアメリカじゃマイナーリーグチームの中でも目立たないパッとしない選手をチョイスしてスカウトしたスカウトマンの千里眼は凄いよな。

小学校の時の図工の粘土の時間に迷わずバットでジャストミートシーンの彼を作った。

今の野球選手みたいに打率とか防御率とかこまい数字はよくわからない・・・
ルール知らなくてもズドン!と説得力ある、でかいホームランが気持ちいい・・・・
それがヒーローだ。


今でも4番はマーチンなのだ。

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親父の病状容態がかなり悪い・・・・・

正直医者も見離した状態である。

親父が大好きなドラゴンズ・・・・・頑張ってくれ・・・・・
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by glass-jaw-hopper | 2010-05-24 00:56 | | Trackback | Comments(6)

雨の日曜日


久しぶりに雨の日曜日だ・・・・・・

ハンバーガーを食いに行った。
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近所でビリケン・ドナルドと言われている。

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いつの間にか子宝地蔵扱いになっている。

女性らがさすって行くので変形してしまったようだ。


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帰って娘の宿題をした・・・・・・


それだけの日曜日だ・・・・・・

何も無い日曜日・・・・・それは実に平和だ。
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by glass-jaw-hopper | 2010-05-24 00:14 | | Trackback | Comments(2)

最強

よく話で最強の格闘技は何か?どれか?って話が痛い男子の間で出たりする。

やっぱ空手だキックボクシングだ、カンフーいや柔道でしょやっぱりとか尽きない話題である。

何故か知ったか顔でムエタイは凄いよ〜とまるでスパーリングの相手した事あるみたいに遠い目するヤツ、空手ってたって極真だろとコアに侵入しようとするヤツ、ここらでやたら熱いプロレスファンがプロレスプロレスと介入してプロレス談義になるのを阻止しつつ最強格闘技の話を進めて、ボクシングだと言うと誰もが、え?ボクシング?手だけじゃんなんて言う。

ここでボクシング?上半身だけだったら最強かもね〜で明日は下北でいい?なんて前髪をハラリと払いながら言うヤツはかなり実戦経験が薄い。
もしくは喧嘩なんてした事ないヤツだ。

ボクサーは最強だ。
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足技が無いなんてとんでもない。

ピョンピョンバネのあるフットワークは下手なキックより武器だ。

つかまんないつかまんない〜

それにいきなり間合いを詰めての波状攻撃は避けられないしメイン武器の訓練されたキレのある多様なパンチはダメージを相手に与える。

ジャブでもあのダメージ、まともにストレート食らった日にゃそのまま昇天・・・・・

そして何よりそのスタミナね、3分で決着付ける武道と違い10ラウンド以上戦い続けるスタミナは脅威だ。

しかも打たれ強いったらない、鍛えた首は滅多にダメージを頭部に伝えない、どんな大波も分散してしまうテトラポットだ。

喧嘩相手にボクサーと人足人夫作業員とPTA保護者会奥さんは避けた方が無難だよ。

勝てたためし無し・・・・
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by glass-jaw-hopper | 2010-05-23 23:19 | | Trackback | Comments(2)

伝説の男の名人芸

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この店は何故かアダルトコーナーと歴史コーナーが同じフロアで隣接している・・・・・

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歴史好きな俺はあくまで・・・・あくまで・・・・歴史コーナーにいたのだ・・・・・・



そこんところは信じてもらいたい・・・・・


一徹と呼ばれる伝説の男に偶然会った・・・


ビデオ屋のアダルトコーナーに出没する伝説の男一徹はアダルトコーナーのカリスマ、鬼と呼ばれ畏敬されている男なのだ。
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そう、どこのビデオ屋でも隅に設置されているその特殊なコーナーは非情の世界・・・
例え見た事ある知り合いに出会っても黙殺し見なかった事にせねばならない世界・・・・

既に勝負は始まっているのだ・・・
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例え生き別れた弟に出会って同じ1枚のDVDに手を伸ばしたとしても譲れないのだ。

心の中で同じ好みに育ったな弟よ、兄よと微笑みながら場を去るしかない非情の世界である。

総理大臣だろうが政務次官だろうがソニーや森永の大社長だろうが、そこでは平等・・・平社員の方が一歩早ければ、タイミング良く返却されて再展示された時居合わせた方が勝つのである。

幕府が倒れ士農工商無き後の平民明治並なのだ。

恐ろしい真剣勝負の世界である。



そんな場にフラリと現れた伝説の男一徹・・・・・コーナーの客皆が一徹の一挙一動に注目している・・・一徹はおもむろに陳列棚の前に静かに立った・・・軽く手を広げ、そして静かに目をつぶる・・・・・

一体何をしているんだ???

固唾を呑んで遠巻きに見守る男達・・・・・・

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一徹はウンウンと頷き微笑みだした・・・

そうなのだ・・・・彼はズラリと並んだDVD達の囁きを聞いているのだ。
彼ほどの達人にもなるとDVDの囁きが聞き取れるらしい・・・

その様はまるで花畑で花の妖精達の戯れの声を耳を澄まし聞いているようにも見えた。

剣豪も若い頃は嵐のような激しい剣だが年齢を重ね修羅場を通り抜け、ある極みに達するととても山のような静かな剣に達すると聞く・・・・

コーナーの男達はあまりの事に愕然とし感動すらおぼえていた。

そして一徹はクワッと目を開くと四枚のDVDをスッと取ってレジに向かっていった・・・

一瞬の技であった。

まるで大きく上空を旋回していた鷹がスッと舞い降りてその鋭い爪で地上の獲物をかっさらって行ったがの如くであった。
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しかも旧作四枚から割引になるってシステムもしっかり把握している。

やはり伝説のカリスマだった・・・誰からともなく立ち上がりスタンディングオベーションの喝采の中伝説の男は静かにその場を後にした。

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そして清算後、伝説の男一徹は店前に待たせておいてある車にサラリと乗ると夜の住宅地に消えた・・・

一分の隙もない見事な名人芸を見せて貰った・・・・・
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by glass-jaw-hopper | 2010-05-23 21:57 | | Trackback | Comments(2)

バス

稀にいつも利用するバス停にとんでもなく遠い場所行きのバスが待機しているのを発見して驚く場合がある。

そ・・・そこってほぼ観光地じゃん・・・・路線バスで行くポイントかい・・・・って見掛ける度に突っ込みたくなったりするのだ。
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加算方式のバス料金は一体幾らまで跳ね上がるのだろうか?

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学生時代はもっぱら帰省には高速バスを利用していた。
そう、安いからだ。

新幹線の半分の値段で帰れた。

でも時間は新幹線の3倍掛かったけど・・・海外で暮らしていた時も定着前の最初と帰国間際の最後の旅行での大陸移動の際はバスであった。

二泊三日バスの中って時もあったっけ・・・・信じられない長さだよ。

やはりどの国でも一番安い移動手段はバスらしい。

今じゃエコノミック症候群なんて言うけど当時はそんなの知らなかった。

つくづく感心するのはバスの運転手だ。

あの長い長い長距離を寡黙に走り切る。
トラック運転手みたいに眠気防止と気分転換に8トラで八代亜紀聴くわけにもいかない・・・・・

一体どんな訓練を受けているんだろか?


映画「真夜中のカーボーイ」(1969)でもラストシーンはジョンヴォイトとダスティンホフマンがニューヨークを去りマイアミにバスで向かう・・・
原作の小説では二人揃って長距離バスの運転手程凄いヤツはいない、きっといいヤツなんだろう、もっともだ異論はないって話しをしている。
彼らにとって嫌気がさした辛く寒いニューヨークから燦々と太陽がさした夢の楽園マイアミに連れて行ってくれる頼もしい水先案内人なんだろう?

ちなみに原題「MIDNIGHT COWBOY」を「真夜中のカウボーイ」を「カーボーイ」と訳した水野晴郎氏は都会の現代的なイメージを大切にしたから車のCARからカーボーイとしたとまったく意味不明な言い訳ををし、この映画のファンを戸惑わせたが今じゃしっかりカーボーイで通っているのが過去恥部の晒し者みたいになっている。

さりげなく「カウボーイ」にスライドしてあげてはどうだろうか?


とにかくバスの旅・・・俺にとってはやはりいつも窮屈な思いが強い・・・・・・
それでも大陸移動中のバスの中でふと目を覚ました明け方、地平線まで続く群生した一面に広がる野生のヒマワリ畑の光景は20年経った今でも忘れられない・・・・・
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その時はあまりに現実離れした光景に自分は死んだのかとも思ったけどね・・・・・・

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西国の遠い地の単身赴任地から東京に帰る時一度はバスで帰ろうかと思っていたのだが一度も実現出来ずじまいであった。
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by glass-jaw-hopper | 2010-05-23 00:05 | | Trackback | Comments(2)

旧友たちのララバイ

友人は海外のどこかのジョークショップのお土産で手に入れたミッ○ーのバッタモンのTシャツでディ○ニーランドに行った。

アンチでも喧嘩売っているわけでもなく特に深い意味はなかったそうだ。

ただ単に手持ちのディ○ニーキャラがそれしかなかったから着て行ったらしい。


友人にしてみればたかがTシャツの絵でアメリカンジョークのつもりだったんだろう。
同行の仲間から笑いが取れれば尚良しって乗りだったそうな。


ランド内ですれ違う人々は一瞬友人のシャツに目を留めて眉をひそめて去っていった。

つまり本人の思いとは裏腹にかなり不的確に目立っていたのだ。

小さい子が何だろうって見ると、その母親が見ちゃいけませんって感じでサッサと子供を引っ張り去っていった。

時は夏前、その怪しいミッ○ーシャツははだけた薄手の上着から露出し堂々と子孫繁栄の行為をしていた。



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あるアトラクションに並んでいる時に数人のランドの制服組に囲まれてそのままどこかに連れて行かれた友人・・・・・・

帰ってきた時はそのシャツは普通の売店で売っているミッ○ーのシャツになっていたそうな・・・・・


連れて行かれた事務所で何があって、その経緯に至ったかは沈黙を頑なに守っていたらしい。


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その後、何故か挑むように更に過激なTシャツでランドに向かった友人はそのまま消息を絶ったと聞いた。
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20年振りに地元の友人のS君の事を地元友人から聞いた。

S君は予備校時代の仲間だ。

予備校当時はよく一緒にパチンコに行ったり、喫茶店でだべったりした。
俺が一浪し大学に受かって上京した年に彼は受験に失敗し二浪となった。

その後地元に戻って予備校の仲の良い先生を訪ねに予備校に顔を出す度に彼は教室にいた。
一体何浪してんだ???クラスからは先輩なんて呼ばれていたっけ・・・予備校生には禁句の称号だが、彼は予備校の牢名主のようになってしまっていたよ。

地元の市から更に地方出身者の彼は予備校近くの予備校と契約していた民間寮に下宿して浪人生活を過ごしていた。

何度か遊び行ったが、いかにも下宿って感じの部屋だったっけ・・・
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結局受験中にも関わらず下宿の管理人さんとできてしまった彼は仲間内からは「めぞん一発」と言われて照れていた。

照れている場合か?

打ち上げ飲み会では合格していないにも関わらず出席し、尻を出す芸をして場を沸かしていた彼はどうも照れるポイントが一般人と違うようだ。

下宿で違う賄いをむさぼり続けた彼は次第に予備校に顔を出さなくなりクラスの仲間から「寝たきり浪人」とも言われていたっけ・・・

受験勉強より熱心に別の勉強に励んだ彼はその後数年受験に失敗し浪人生活を続けた後、結局受験を諦め国に帰り実家の酒屋店を継いだらしい。


酒屋の若旦那に納まった彼は、気が良く穏和で人懐っこい性格から近隣の奥様らから随分可愛がられ顧客拡大に励んだ。



地元の女と結婚した後も熱心に顧客拡大に励みつつ顧客リピーターには個々のニーズに応えサービスを欠かす事なく店を拡張していった。
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大した物で今では酒屋から発展させたリカーショップの社長である。

受験勉強より結局その管理さんとの昼夜問わず励んだ勉強の方が役に立った数少ない例は予備校で「個別指導の性行例」と呼ばれている。

バイトの女の子からパートの奥さんまで、愛人さんが点在するオットセイ帝国状態に君臨し満足していたが、奥さんは若い男と逃避行・・・因果は巡るってヤツか・・・・

時の経つのは早いモノで今度彼のリカーショップには多分自分の息子らしき社員が入って来るらしい。

娘と結婚させて跡を継がせていいものかどうか彼の悩みはそこだ。







おぼろげながら何故かはっきり覚えている・・・・・・

俺にとって似た記憶・・・サブローさんの思い出・・・・・




なおくんのお母さんは派手な人だった。

他のお母さんらと年齢的には変わらないのだが、若作りしているので派手に見えた。
化粧もやや厚めで着ている服も色彩が派手だった。
やや近眼なのか目鼻立ちがくっきりした顔で目を見開いて人を見るので子供心にちょっとたじろいだ。


幼い俺が遊びに行った時「おばさんはお姉さんみたいじゃね〜」と素直な感想言ったら「ありがと〜ん〜」と嬉しそうに言いながらムギュってハグされた・・・
香水の匂いがきつかった・・・


なおくんにはお兄さんもいたので、おばさんは俺のオカンより上だったのかも知れない。

俺はなおくんとお兄さんとよく子供部屋の二段ベッドをジャングルジム代わりにして遊んだ。

なおくんのお父さんはショーシャマンって聞いていた。
よくわからないが、いつも出張しているらしい。
とにかくいつもいないお父さんだった。


なおくんの家で遊んでいるとよくおばさんが「はいはい〜外で遊んできなさ〜い」と唐突に追い出される事がよくあった。

俺となおくんとお兄さんは100円ずつ貰って放り出された。
大抵は貰った100円持って団地内のパン屋兼駄菓子屋でアイスでも買うのだが、その日は階下の階段で座っていた・・・
暑い日だったので日陰が心地良かったのだ。

すると団地の酒屋乾物屋の御用聞きのお兄さん「九ちゃん」がやって来た。
坂本九に似ているので団地の皆は「九ちゃん」って呼んでいたのだ。
サザエさんの三河屋のサブローさんみたいな若いお兄さんだ。
気さくな性格と愛嬌から団地のママ達のアイドルでもあった。
三河屋のサブローさんと違うのは雇われ人ではなくて酒屋乾物屋の息子で跡取りだった。

九ちゃんはなおくんの家にスルリと入って行った。
鉄製のドアの開け閉めは普通大きな音が出るのだが・・・

しばらくして俺はトイレに行きたくなったので、なおくんの家のトイレを借りようとした。
でもお兄さんに止められてしまった。
なんでも九ちゃんが来ている時は家に戻ってはいけないルールがあるらしい。
難しい注文があるらしいのだ。
俺は結局その辺りで用を足した。

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九ちゃんがなおくんの家から出て来たのは1時間ぐらいしてからだった。
まったく長い注文だった。
座っている俺たちの頭をポンポンッと叩いて「お待たせぇ〜」と焼けた顔に白い歯をニッと出して笑いながら去って行った。
俺の家とか違う家の御用聞きの時は自転車で来るのに、なおくんの家の時は徒歩で来る九ちゃん・・・

その後なおくんの家に入るといつもおばさんは掃除しているのが普通だった・・・
まず気付くのが部屋の中のタバコの臭い・・・
きっと九ちゃんが吸ったのだろう。
おばさんは俺たちにジュースなんか出してくれた。
さっきアイス代の100円くれたのにアイス出す時もあった。



古今東西ご用聞きと昼下がりのマダムの情事は定番アイテムらしい・・・・・

まったく因果は巡るってヤツかな???
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by glass-jaw-hopper | 2010-05-22 23:25 | 官能アハ〜ン | Trackback | Comments(2)

A CROSS THE BORDERLINE.俺何故バイクに乗っているのか・・・

幼い頃住んでいた大きな団地の同じ棟に謎の住人がいた。
市営の団地だったので大抵住人の家族構成は似たり寄ったりなのだが、その住人だけは明らかに違った。

若い男女・・・無論若い夫婦は他にもたくさん住んでいたのだが、大抵は子供がいた。

それに普通の若夫婦に比べまた更に若いのだ・・・お兄さんお姉さんって感じだった。
18〜23ぐらいか・・・まったくその他住人との交流が無いので二人が夫婦なのか兄弟なのかはまったく誰もわからないようだった。
いつ住み着いたのか、わからない・・・・・でも他の住人とはまったく空気が違っていた・・・・

何故そんな二人を覚えているかって言うとその二人はライダーだった・・・
団地のスペースに二台のバイクが並んで停めてあった・・・
当時はまだ女のライダーは珍しかったのだ・・・子供らにとってみれば仮面ライダーやその他ヒーロー物に出てくるサブキャラの女ライダーぐらいしか知らなかった。
それにバイクってのも家族連れで構成されている団地では珍しかった・・・
どの家もクルマだったのだ・・・・・・

男の方は夜遅く帰宅するのか滅多に姿を見る事は無かったのだが、お姉さんの方は夕方子供が遊んでいる時間帯に帰って来る時があった。
大抵井戸端会議中のオカンらの興味津々の視線に晒されて軽く会釈してすぐに部屋へ入ってしまう・・・
入ったらもう静かなもので生活の音すらしないらしく、他の部屋からはテレビや当時急に流行ったエレクトーンの下手な練習の音が垂れ流されている中でひっそりと音一つしない、一体どんな生活しているのかもわからなかった・・・・・
夜出掛ける事も稀で、休日は朝早くから二台ともいない・・・・・・


そんな静かに生活している人が何故そんなに周囲に注目されていたかと言うと・・・
そうなのだ・・・このお姉さん・・・かなり美形だった・・・子供心に綺麗な人だなぁ〜って思ったものだ。

自分ではそんな気は無かったろうが目立った・・・・・ダーク色の服装ばかりだったが、それがまた際立たせた・・・・・
何でこんな一般の団地にこんな目立つ人が住んでいるかは不明だが、明らかにその他ママさんらとは違う人種に見えた。

スラッとした体付きながらナイスバディで当時それが普通のライダーウェアのピチッとしたつなぎっぽい革の上下姿にマフラーはかなり注目された。
おじさんらオトン達は皆鼻の下をのばしていたようだ。
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面白く無いのはママさんら・・・やっかみもあるようで色んな中傷陰口を叩いていたようだ。
子供に伝わって来るそのお姉さんの話もいい話は聞いた事がない・・・・
恋人同士のふしだらな同棲とか・・・その日本人離れした美貌に、あれは混血の孤児だとかも・・・・・

バイクも非難された・・・危ないとか、子供が遊んでいる横を平気で走って通るのはどうかとか・・・とにかく当時はバイク乗っているだけで風当たりが強く暴走族とか言われた時代・・・

その上美人で若い・・・

バイクの種類は忘れたし知らなかったが、オフロードみたいなバイクでそんな凶暴なバイクでは無かったと思う・・・
夕方ジェットヘルを被って歯切れのいい排気音で帰って来るお姉さんはかっこよかった・・・

遊んでいる子供、その他歩行者のそばを通る時は最徐行で気を付けている様子が俺にはわかった・・・
夜や早朝、休日朝にバイクの排気音が聞こえないのは多分エンジン掛けるのに騒音を出さないように遠くまでひきずって行ってから掛けたからだろう・・・・・

ちなみに後にその団地から引っ越して住んだ郊外の家の近所の不動産屋のオヤジは休日朝は必ず自慢のハーレーの爆音を撒き散らして悦に入っていたっけ・・・・・休日朝は近所中がその爆音で起こされた・・・・・・

そんな成金ハーレーオヤジは世間的にでかい顔が許されて、そんな静かで控えめなバイクライフを過ごすお姉さんは近所から目の敵とは・・・・・・
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バイクを停めてヘルメットを脱ぐと夕日に染まった亜麻色の髪がこぼれ落ち映画のワンシーンみたいで子供なのに見とれてしまった事もあったっけ・・・
冬場の長い髪の時も夏場のショートカットも絵になった。
所帯じみた団地でまったく生活感の無い住人・・・
夕飯の買い物でスーパーや市場で出会った事も無かった・・・かと言って帰って来る時バイクに買い物して来た荷物も見受けられなかった・・・

年齢国籍不詳の謎の女性・・・

友達らは自分のオカンにそのお姉さんと交流を持つ事を禁じられていたが、俺のオカンは基本的にさっぱりした性格で陰口等を嫌う人だった。
俺はお姉さんがバイクで帰って来る度、頑に無視している友達らと違い、興味津々でお姉さんを見ていた。
お姉さんも自分がこの団地で浮いている事を感じているらしく、こちらに接触はして来なかったのだが、俺が好意的なのを見抜き俺にバイクで通り過ぎる際に微笑んでくれるようになった。


あれはいつだったろうか・・・団地の並木の柳が丸坊主だったので冬だろうか?
その日俺は一人で外にいた・・・
何故かいつもまとわり付いて来る妹もいなかったし、一緒にローラースケートして遊ぶ友達も誰一人外で遊んでいなかった・・・
俺は退屈で一人でガーガーとローラースケートして遊んでいた。
すると珍しく昼間なのにお姉さんのバイクが停めてあった・・・
俺は興味があったのでそのバイクに近付いて行き、しげしげと見ていた・・・
こわごわハンドルやシートに触ってみたりしていると、後ろから「コラッ!」と声がして俺はびっくりして文字どおり飛び上がった・・・
足にはスケート履いていたので転びそうになった。
声の方を見てみるとあのお姉さんが黒っぽいつなぎでヘルメットを手にぶら下げてイタズラっぽい目で笑っていた・・・・・
俺は妙に慌ててしまってどうして良いものかと固まってしまった・・・

「乗りたい?」と叱られるとばかり思っていた俺に思わぬ言葉が・・・・
初めて聞くお姉さんの声はややハスキーであった。


数分後、団地内の敷地を初めてバイクの後ろに乗せてもらって走っている俺がいた・・・
風が顔に当たる・・・
お姉さんのヘルメットを被せてもらい後ろからしがみついていた・・・・
当時はまだヘルメット強制では無い時代、風になびく長い髪が俺の顔をくすぐる・・・・
こわいぃぃ〜!けど気持ちいいぃぃ〜!寒いぃぃ〜!けど気持ちいいぃぃぃ〜!と全てが反作用する世界・・・・・・
実際は安全な低スピードだったろうが、初めて乗る俺にしてみれば周りの景色が飛んで行くように見えるスピードだ・・・・
A棟からS棟まである広大な団地の敷地はあっと言う間に回りきり、ど真ん中に位置する公園、給水塔もあっと言う間に過ぎ去った・・・・
数分の夢の時間はあっと言う間に終わった・・・・・


お姉さんが何故そんな大胆な行動に出たのかはわからない・・・
子供乗せて走ったなんて近所の連中から何言われるか、どんなに自分の立場が悪くなるかわからないのだ・・・
実際俺のオカンに告げ口はすぐに届いたようで俺は叱られた。
お姉さんと交流を持った事ではない、バイクは危険だって頭がオカンにはありそれで無断で乗った俺を叱ったのだった・・・
無理矢理乗りたいとせがんだと何故かお姉さんを庇う俺・・・・

数日後、いつも停めてあったお姉さんのバイクともう一台のバイクは消えていた・・・・
いつの間にか引っ越してしまったらしい・・・

バイクに乗せてもらった日、その場に脱ぎ捨ててすっかり忘れていたローラースケートは俺の自転車に上手に結ばれていた・・・・・
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by glass-jaw-hopper | 2010-05-22 23:05 | | Trackback | Comments(2)

天才の頭

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この人が坊主頭になってから久しい・・・

確か最初のお目見えは「ガキの使い」のトークコーナーだったっけ・・・・
いきなり坊主頭で現れて会場を沸かせていた。

それから10年ぐらい経ったっけ・・・もう完全に坊主頭は彼のトレードマークとなった。

坊主頭と無精髭とオーソドックスなスーツのバランスが妙だ。

これだけテレビで毎日見ていて思う・・・ずっと変わらない坊主頭・・・・
一体いつ髪を切っているのだろうか?
やっさんはまだ売れていない時代から毎日床屋に行ってあのヘアスタイルを維持していたそうだ。

坊主頭にした事ないからわからないが、毎日毎日自分で切る剃る?
テレビ局のスタイリストが毎日切ってくれる??
とにかく一定の長さの坊主頭をずっと何年もキープするってのは大変な労力ではなかろうか?
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最近髭がない侍、勤王の志士らとかそんな事が妙に気になる俺なのだ・・・・・

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by glass-jaw-hopper | 2010-05-22 22:37 | | Trackback | Comments(0)

ガラスの顎のリスクでジャンプし続けるバッタ
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