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その男Glass-Jaw-Hopperグラス・ジョー・ホッパー

お役人仕事

前の職場でクライアントが役所だった事がある。
系統はわからぬが地方イベント関連仕事が役所広報課みたいなセクションを通してやってきたのだ。

この何気無い簡単な仕事が難航を極めた。

まず定時の5時を1分でも過ぎると誰も電話に出ない。
どうしてもスケジュール行程的にその日に決めてもらわないと厳しい場合も絶対に出ないのだ。
勿論昼休みも絶対出ない。
まだ廃墟に電話掛けた方が誰か出る確率が高いぐらいだ。

普段の業務も誰も決断のGO!サインを出さない。

いつも検討中なのだ。

誰が責任持って決断するのかボヤけたまんまである。
そのまんま東こと東国原県知事も町興しTシャツを作ろうとしたら役人スタッフの動きが鈍く遅くて春に起こした企画が8月過ぎて秋になっても出来なかったと言っていたがその感じが手に取るようにわかる。

俺の仕事も難航を極め先に進まない。

やっとOK取ってやっとちょっと先に進んだ業務も変更修正が後に入る。

OKの意味が無いのだ。

業務進行を円滑にするためにバリエーション作って選択肢方式にして決めてもらおうとしても誰もコレと決断してくれないのだ。

バリエーションのバリエーションが枝葉のように広がり最終的に訳分からなくなるのが常だった。
やっとコレと決めてもらっても後からやはりあっちの方と変更が入りやはりOKの意味が無いのだ。

先方部署内でも情報共有が出来て無いのでバラバラの指示が来たり責任者が突然長期休暇取って外国行っちゃったり、部署移動で全然引継ぎされて無くて何も知らされていない新任者と最初からやり直しになったりと365歩のマーチ♪の3歩進んで2歩下がる♪より進まないのだった。

連絡待ちでイライラして待っていても定時過ぎたら何の連絡も無く帰宅しちゃっていたりする。

こちらからの電話も連絡系統が一本化されてないのでその件は違う部署に確認取ってくれとたらい回し状態。

勿論違う部署では何の事かわからないので最初から説明せねばならない。
そしてまた別部署に聞いてくれとくるのだ。


こちらのスタッフもストレスでどんどん体調を崩し減って行った。

でも金払いだけは良い。

一般企業みたいに値切ってくる事もないのでスタッフは厳しいが会社の上はやりたがるのだ。
上部で決まった入札落札金額は揺らがない。

学生時代にやっていた路上の警備員の時、道路工事でガリガリ道路ほじくっているのを見ていたら掘るだけ掘るとまた埋めているだけだった。
一晩中延々とそれを繰り返し俺達警備員はその移動していく工事ポイントにくっついて行くだけだった。
それでも請け負った工務店には役所からザックリ金が入るらしかった。


とにかく役所仕事に関わる時はそれなりの修行のつもりの覚悟と自分の人間改造が必要なようだ。



by glass-jaw-hopper | 2011-07-21 00:15 |

ガラスの顎のリスクでジャンプし続けるバッタ
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