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その男Glass-Jaw-Hopperグラス・ジョー・ホッパー

志士あらず

岡田以蔵・・・・・・

土佐の郷士で土佐勤王党に加わった幕末四大人斬りの一人。
「人斬り以蔵」と呼ばれた。

何故か美化され人気がある幕末尊皇攘夷の志士である。

若きショーケンが大河で演じてから人気が沸騰した。

ただの人殺しもショーケンにかかるとヒーローになる・・・史実すら変えるショーケンは凄い。
その後は少年漫画少女マンガでもかっこよく描かれる事となる.

同じく沖田総司も草刈正雄が演じてから世間一般に美少年と認知されて行った。

とにかく「人斬り以蔵」・・・・・・・


武智半平太の庇護の下、短い間にしろ天下を取った気分だったんだろうなぁ~

坂本龍馬、中岡慎太郎、桂小五郎、高杉晋作、西郷吉之助・・・・・幕末の巨星の志士たちに比べ明らかに格下感は否めない・・・・・・




でも人気がある・・・・・・


そう、以蔵は等身大なのだ。

そんな大した思想も学も無い・・・・・

「天誅」「天誅」と自分の都合の良い解釈で人を斬り得意になっていた。

ただ大物に付いていて一時期鬱憤晴らしで浮かれ暴れ、そして利用されただけで死んでいく・・・・・

実際小金が入ると酒と女に溺れた。

小心者で獄中では泣きわめく・・・・・

こんな普通の男がいるだろうか?

時代に翻弄され右往左往し道具として利用されその短い生涯を終えた男・・・・・
土佐勤王党からは彼の名前は外され墓も哀しいぐらいに粗末だ。

志士ではない・・・・・・
普通の等身大の男だった以蔵。



それが人気の秘密だろうか?


志士あらず_c0083518_8544228.jpg




岡田以蔵・・・・・・

彼の夢は何だったのだろう?



by glass-jaw-hopper | 2010-06-29 00:32 | その時歴史は動いたような気が

ガラスの顎のリスクでジャンプし続けるバッタ
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