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その男Glass-Jaw-Hopperグラス・ジョー・ホッパー

納豆ダバダ

単身赴任の3年間、ほぼホカ弁生活にも関わらず大病しないで済んだのは毎晩食べていた納豆のお陰だと信じて疑わない俺・・・

納豆は偉大である。

郊外の山奥の一軒家の社宅の一室で夜納豆を混ぜ混ぜしているのは寂しくもあり哀しくもあり幸せでもあった。

そう、山姥鬼婆が嬉しそうにシャコシャコと山小屋で包丁研いでいるような不思議な高揚感とでも言おうか・・・

とにかく納豆は偉大なのだ。

単身赴任当時の俺はヘビィスモーカーだったから「百害あって一利なし」のタバコと「百利あって一害なし」の納豆の微妙な綱渡りでバランスが取れていたのかも知れない。

関東地区と違い単身赴任地の西国ではイマイチ納豆は人気薄であったけど・・・

納豆ダバダ_c0083518_15474237.jpg


その迫害された納豆食いらの為に関東ではお目に掛からないマイナー納豆メーカーが隠れナトリアンらへの供給の為に数多く暗躍していた。

納豆レジスタンスや納豆マフィアらも地下活動していたのだ。

納豆ダバダ_c0083518_18162545.jpg

とにかく納豆は偉大なのだ。


熱々の炊き立てご飯にややひんやりした納豆をかけて食う時は日本人としての太古から伝わる血が喜びで踊っているような気がする。

同じく寿司蕎麦を食う時も感じるけど・・・



先日長男が納豆ってどうやって出来たの?といきなり聞いてきた。

いきなりの食文化の発生の問い掛けに戸惑ったが、冷静に俺なりの推測を話した。

根底にあったモデルはポップコーンである。

インディアンが焚き火の傍にトウモロコシを置いていたらいきなりトウモロコシが弾けてポップコーンになったって話だ。


同じく納豆も大豆焚き火の傍に置いて放って置いたら発酵して納豆になったに違いない。

ただ明確にポップコーンと違うのは、そのフワフワで真っ白な食指が動くポップコーンと違い一見臭くて腐った豆を食べたって事だ。

よっぽど食うモノが無かったのか、今で言うゲテモノ好きが最初食ったに違いない。

いずれにしろ日本人はその最初に食った勇気ある人を讃えなければなるまい。

納豆ダバダ_c0083518_22291628.jpg



今うちの子らも納豆の恩恵にあずかっている。

ちなみに長男の好物は納豆スパゲッティである・・・

大丈夫、納豆があれば大丈夫・・・

納豆が控えていれば安心してプラスアルファで色々食べさせられる。

強い頼もしい味方なのだ。

とにかく納豆は偉大なのだ。



by glass-jaw-hopper | 2010-02-21 23:09 |

ガラスの顎のリスクでジャンプし続けるバッタ
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