その男Glass-Jaw-Hopperグラス・ジョー・ホッパー

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怒涛の1170キロ

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by glass-jaw-hopper | 2010-03-31 22:38 | | Trackback | Comments(8)

肌寒い休日

次男のテニス教室へ・・・・・
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また急に冷えたなぁ~


さすがにTシャツだけじゃ寒い・・・・・

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テニスでかいた汗が冷える・・・・・・

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明日はから旅行だ・・・・・
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by glass-jaw-hopper | 2010-03-27 17:42 | | Trackback | Comments(8)

関西へ

沿道の並木の桜が咲いた・・・・・・

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ピンクの世界だ・・・・・
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ガソリン満タン、空気圧OK・・・・・
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旧くて異音はするけど、大丈夫・・・・・
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あとはモチベーションで乗り切ろう・・・・・

片道500キロの長距離飛行・・・・・


頑張ってくれよ月光号・・・・・
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by glass-jaw-hopper | 2010-03-27 16:31 | | Trackback | Comments(2)

新聞

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ガサガサバリバリうるさいぃ〜!

混んだ通勤電車で目一杯広げるなぁ〜!




新聞なんぼのもんじゃぃ〜!

くたばれ新聞オヤジ〜!




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何の権利があってガサガサうるさくして、人の目の前で目一杯広げて人の視界を遮るぅ〜!?



新聞とプロ野球中継は何故人の平穏な生活に侵略してくるのだぁ〜!


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正直プロ野球中継は車移動の渋滞中聴くのが一番良いと信じて疑わない俺だ。
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by glass-jaw-hopper | 2010-03-26 06:36 | | Trackback | Comments(7)

緩い男

基本的に緩いワゴンが好きである。

どうもキチキチで目を三角にして走るスポーツワゴンはあまり性に合わないらしく購入意欲も無い。


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もちろんハイグレードな高そうなワゴンも性に合わないし収入も合わない・・・

ハイエースは好きだがやや旧いタイプの方が好きだし・・・

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まぁとにかく・・・・・

何だが薄ぼんやりした、それでも使い勝手の良さそうなミニバンワゴンが好きである。


何だかヌベェ〜と間延びしたようなミニバンやワゴンでやはりキビキビ走らずヌベェ〜と走るのが好きな俺はやはりヌベェ〜とした間延びした男らしい・・・・・



国産車好きな俺だが、つくづく感じるのはミニバンワゴンに関してはどうも欧米に敵わないんではなかろうか?

どうして日本はこうも馬力や速さや数値・スペックにこだわってしまうのだろう?

ざっくり緩いミニバンはこの国では売れないのかなぁ〜


最近リアガラスがスモークではないクリアガラスタイプが復活してきた。
一時期は猫も杓子もスモークだったのだが、クリアガラス復活は良い事だ。

右折時とかその他でも前の車の前方が確認出来る事は実に安全な事だと思っていた。

まったくこの国の行政はいつも対応が遅いよなぁ〜


まぁ俺の場合はフロントとリアのウインドが色違いが許せないってのもあったけどね・・・・・
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車好きと思われがちな俺だけど、実は車をちゃんと所有したのは結婚してからだ。

それまではバイクだけで生活していた。
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大学卒業後に中古のスズキの軽自動車持っていて乗ってはいたけど必要性を感じなくてバイクだけになっていた。

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簡単な一人暮らしの引っ越しの時に借りたバンの社用車で目覚めた。

丁度台風と重なった引っ越し・・・

道の並木は狂ったように風で暴れ、いきなり大粒の雨が叩き付けられた・・・・・


でも平気・・・・車内でラジオ聴きながらタバコを吸い(当時は喫煙者)缶コーヒー飲んで運転していた・・・


これはバイク乗りにとって驚異だった。


雨風平気、何処吹く風・・・今更ながらカルチャーショック〜

まるでそのパッケージの頼もしさは潜水艦みたいに感じたのだ。


それ以来車は無骨でも寸胴でも緩くてもタフな車が好きである・・・・・


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勿論華奢なスポーツカーも好きだが、そっちはまだまだ先になりそうだ。
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by glass-jaw-hopper | 2010-03-25 23:24 | | Trackback | Comments(8)

色つきの女でいてくれよ

何でぇ〜!?

と言われるが・・・・・



冷や麦、そうめんが苦手だ・・・




あんなに癖が無くて美味いモノを何故?おかしいんじゃないのぉ!?などと非難囂々の日々であった・・・

でも苦手・・・・・

家人でも俺だけなので突然変異なのかもしれない。

嫌いってわけじゃない・・・普通に食べられる・・・・・

でも美味しいとは感じられないのだ。

あんな気だてが良くて気さくで可愛くて色白で綺麗な良い娘なのに何で好きになれないの?と言われても好きになれないものはしょうがないんだ・・・

アデュー、グッバイ・・・・

俺なんか忘れてもっと君を大切にしてくれる男と幸せにとあの娘に伝えてくれ・・・・・


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同じく「うどん」もそう・・・・・


こちらは更にえぇっ〜!!何でぇ〜!??と更に非難囂々だろうが、実はこれまでこりゃ美味いってうどんに出会った事が無いのだ・・・・
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だってぇ〜会った事も無い人好きになれないじゃん〜

蕎麦、ラーメンは好きなのだ・・・・・

つまり白い麺類に美味さを感じないらしい俺・・・・・

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by glass-jaw-hopper | 2010-03-25 23:18 | | Trackback | Comments(8)

最強電鉄

朝から雨だ・・・・・


かなりの雨だ・・・


駅までのバイクが辛い・・・

昨夜帰りに使った合羽はまだ乾いていないのだ。




しかし・・・

そんな合羽に腕を通して駅まで行かねばならない・・・

雨足が強い・・・注意報ぐらい出ているやも知れないがニュースで確認している時間はない。


そう俺の利用する電車は・・・・


最強電鉄


京王線なのだ・・・


天変地異、政権交代、クーデター勃発、日食月食、若人あきら失踪・・・何が起ころうが時間厳守、時刻表優先、任務遂行の姿勢は職員総ゴルゴと言われている。
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小田急線通勤組が「今朝電車が遅れちゃってさぁ〜」と免罪符遅延証明ヒラヒラさせながらエヘラエヘラ半笑いで遅刻通勤してきても京王線組はもう既に会社にいて仕事開始しているのだ。


時間厳守・・・・


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何が起ころうが時間厳守・・・・任務遂行・・・


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でもその熱いプロフェッショナル魂は見事だ・・・

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噂では芸人と同じく親の死に目にも会えない職員達・・・
親の葬式時に平常電車運転していた「涙を隠してステージ」伝説の運転手がゴロゴロいるとの噂だ。


小田急線のように箱根の温泉行きの行楽列車パノラマカーなんて持っていないけど・・・
行き先は天狗とムササビの山、高尾山で小田急線のように鎌倉の海に繋がっている清涼感も無いけど・・・・

史上最強電鉄、天下無敵の京王線

きっと誰の挑戦でも受けるだろう

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しかしその割には・・・

終電はメチャクチャ早いのだった。


どんな飲み会途中でも慌てて抜けて新宿駅に走っているのは京王線組に間違いない。

ペース考えず酔って走って息切れしているのも京王線組だ・・・

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東京に上京して早20年ちょっと・・・
ずっと京王線を愛し京王線沿いに住んでいるが、この終電の早さはほとほと困っている。


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それでも俺は京王線を支持し京王線沿線から離れる気は無い。
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by glass-jaw-hopper | 2010-03-25 21:57 | | Trackback | Comments(8)

さようならロバート

さようならロバートさん


ロバート・カルプ氏(米俳優)AP通信などによると24日、ロサンゼルスの病院で心臓発作のため死去、79歳。自宅近くで散歩中に倒れたという。60年代の米人気テレビドラマ「アイ・スパイ」で黒人俳優のビル・コスビーさんと共演、テニス選手を装った米中央情報局(CIA)のスパイを演じて人気だった。「刑事コロンボ」シリーズでも犯人役で登場するなどした。(ロサンゼルス共同)

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ロバート・カルプ・・・好きな俳優だった。
主人公に絡む、ちょっと腹黒いけどコミカルで憎めないCAI職員なんかを好演する良いキャラクターだった。
大手組織の権力の傘の下からフリーの一匹狼のヒーローにちょっかい出すおじさん。
ヒーローを蔑みながらも、いつも一緒に動く下っ端役人の岡っ引き・・・・

探偵物語における「服部警部」成田三樹夫かな・・・

憎めないゲス野郎を演じさせるとジェームズ・ウッズと並ぶ上手い俳優だ。


小学生の時「8時だよ全員集合!」見たかったけどチャンネル争いに敗れ、オカンと一緒に見たら俺の方がハマった刑事コロンボもこのロバート・カルプが犯人の「指輪の爪あと」 1971年だった。

冥福を祈る。
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by glass-jaw-hopper | 2010-03-25 12:10 | Trackback | Comments(0)

もののけ姫

地方都市の県立高校に通っていた。

まったく好きになれなかったその高校は市外の郊外にある田舎臭い県立高校だった。

入学当初は市内からその郊外に行く、これまた垢抜けないデザインのバスに乗って通っていたのだが、そのうちバスのある駅までが遠回りなので自転車で直接直通で通い出した。

市内でもかなり郊外の自宅から更に郊外の市外へ毎日通う・・・

中学までは未知の世界の山あり谷あり田んぼあり畑ありの田舎の風景・・・・・
田舎屋の民家の前には切り干し大根なんかが網の上に干してあったりして絵葉書の世界・・・・・

小学校の時は校舎の窓から、あちらの方には一体何があるんだろう?なんて思っていた未開の地だ。

それでも天気季候の良い日は中々気持ちの良い通学だった。

元々窮屈なバスやら電車は苦手な性分・・・自転車通学はそれなりに楽しい。



俺の出来の悪い頭で苦労して入った新設進学校の高校だが、入ったら全然理想と違いすぐに拒否反応を示し嫌悪感を持った。

帰りはしっかり悪友らと道草し隠し持ったタバコなんか吸っていた。



そんな田舎道の通学も慣れてくるといろんなコースを発掘し出す。
気に入ったのは広大な平野の中の野を越え山を越え渡っている用水路脇の農道コースだ。
狭いながらも舗装されており自動車同士ならば通り抜けられないけど自転車にとっては充分な広さの道だった。

元々はトラクターや農作業の軽トラック用に敷かれた農道だろうが、延々と長く蛇行しながらどこまでも続いていた。
きっと先は海まで続く用水路だろうが、そこの所は無縁で知ったことでは無い。

優等生で教師お気に入りでも陰ではワルの知能犯のヤツは盗んだ原付の処分でその用水に沈めていた。

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とにかく農園の中の畦道みたいなコースを自転車で通った・・・雑木林を抜けて山を越えて谷を越えて春にはタンポポ菜の花、夏は背の高い雑草、秋にはススキ、冬はセイタカアワダチソウが脇に生えている快適なサイクリングコースであった。

春には道端に横断しようとして車、自転車に轢かれた毛虫ばかりで気持ち悪かったけどね・・・・・・


その途中に今まで見た事もない住宅街があった。

まるで隠れ里のようにその住宅街は山と山の間にあった。
「町」と言うより「村」・・・「村」と言うより「集落」って感じの数軒の家が身を寄せ合うように固まりながら構成されていた。
ひっそりとした村・・・正直あまり綺麗な家とは言い難い色様々なトタンとかで継ぎ足し継ぎ足し出来ている家々・・・・・牧歌的な農家とは違いパーツパーツはプレハブ物置のようなそれらの家は俺にとっては初めて見る家だった。

そんな村の脇を通り抜け通学しているうちにA子と知り合った。

どちらが先に声を掛けたのかは覚えていない・・・・・
最初自転車で走り抜ける俺に何故か友人の女の子と二人連れだったA子が笑い掛けたのがきっかけで数日後の再会の時に話し出したのかも知れない。

その村の子A子も高校生だった。
いつも会う時は制服姿だった。
でも見慣れない制服だった。
当時すっかり高校に絶望しグレてしまった俺は、教師らと始終喧嘩して学校もサボりがちであったのだ。
行けばそれなりに仲間と楽しく過ごせたが始終何かしら降り掛かりトラブり喧嘩していた時期・・・
そんな学校に朝っぱらから行く気にならず適当に途中でドロップアウトし途中にある神社なんかで弁当食っていた。
金があれば市街地の方向に出て優作の映画なんかを見たりしたが、金と気力が無い時は適当に通学路近辺で時間を潰していたのだ。
私立の賢い高校に進んだ小学校からの友人と朝出会って、一緒にサボって公園のボートに制服のまんま乗って遊んでいたら、よっぽど事件が無かったか暇なのか警官数人に池を包囲されて補導されたのもこの時期だ。
東京では考えられないけど地方都市じゃ学校サボって遊んでいると警察に補導された時代だった。
脳天気に制服のまんまだったのできっとどこかの暇人が通報したのだろう。
補導された後、まだ気心知れているタイプの教師が付けた俺のあだ名は「ボート漕ぎ」だった。

とにかくそんな苛立ちと妙に牧歌的シュチュエーションのギャップの日々の中で出会ったA子も間違いなく品行方正に真面目に学校に通うタイプでは無かった。
いつも何故か今日は学校行くのやめようと集落近くの途中で自転車漕ぐのを止めるとどこからかA子が出てきた。
俺達はその集落が見える辺りの用水路の土手に腰を掛けて色々話した。
A子は小柄でやや茶色っぽい髪をおかっぱにした、どこか小動物を連想させる美少女だった。
朝から昼過ぎまでの長い時間随分話したが不思議な事に一体何を話したのか覚えていない。
座った土手から見えるA子の村は何でそんな揃って山陰にこびり付く様に建てたのか不思議で、一体村の人らの生業は何なのか不明なぐらい本当にひっそりしていて人影が動く気配も感じられなかった。

時々どこかの家で飼われ繋がれているのであろう犬のケン!ケン!ケン!と妙に山間に響く吠え声がするだけ・・・・・
そんな見える位置で平気で男子とサボっているA子を誰かが咎める様子もない・・・まったく不思議な時間だった。

そんな村からいつもフラリと出てくるA子もまた幻か「もののけ」のように感じたが、実際のA子はそんな輪郭のぼやけた村の住人とは思えぬ屈託のない基本的に静かだけど明るい子だった。

A子がいつも制服なのに不思議と高校が何処だとかの話はした事がなかった。
学校行っていなくちゃいけない時間なのにいつも制服姿でウロウロしている二人・・・・・
用水路脇を自転車押して行ったり来たりしながら一緒に時間を潰していた。



何かのきっかけで高校の仲間にA子の事を話したら怪訝そうな顔をされた。
そんな村あったっけ?って反応だ。
そうか・・・ちゃんと見ないとわからないのかも知れない・・・・

俺は基本的に風景とか見るのが好きなので気付いただけで興味無い人間なら見逃すのかも知れない。

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俺とA子との不思議な逢瀬は続いた。

相変わらず通学途中でサボりを決め込み村のそばで自転車停めて座っているとA子がどこからともなく出てくる。
俺は内ポケットに隠していたセブンスターを取り出し100円ライターで火を付けて吸う・・・・・
最初の頃は煙たそうだったA子も今ではすっかり味を覚えて俺の勧めるセブンスターを嬉しそうに抜き取り、形良い端がクイッと吊り上がった小振りな薄い唇で美味しそうに吸った。
まったく制服姿の男女が土手に座ってタバコ吹かしているなんて・・・・・
そんな飲み友達ならぬ吸い友達のA子にも、ここから見えるどの家がA子の家なのか、高校の仲間が言った事は何故か、はばかられて言えなかった。
実に当たり障りのないタレント話、当時猛威をふるっていた漫才話、映画の話、音楽の話ばかりしていたっけ・・・
でもぼんやり沈黙している時間も長かった。
間が持たない事はなかった・・・そんな時はどちらかがしゃべりたくなるまで沈黙していた。
昼もかなり過ぎて、じゃあって感じで別れて、俺はどっかで弁当を食って帰ったりした。
A子も手を振ってその村に帰って行った。

一緒に大々的に学校サボって市街地に遊びに行くなんて事もない不思議な関係だ。


そんな俺はオトンと学校行かない事で大喧嘩して啖呵を切り家出した。
その頃は随分摩擦もあり家にも居づらかった俺は居場所が無いような孤独感に絶えず襲われていた。
行く宛は前回お世話になった父子家庭でほとんど父親不在の不良仲間の友達の家のつもりだったけど、このまま高校辞めて本当にどっかに行ってしまおうかと思っていた。

相変わらず夜自転車でフラフラしているうちにA子に何故か無性に会いたくなった。
このままどこかへ行ってしまう前にA子に会って別れを告げようかなんて思ったのだ。

そんな夜じゃA子に会える確率も低いだろうがダメ元だ・・・・・・
俺はその郊外に向けて自転車を漕ぎだした。

日のある内は陽光が降り注ぎ牧歌的な用水路脇の農道も日が落ちた後は時々点在する頼りない裸電球みたいな外灯の照らすエリアだけしか視界の効かない漆黒の闇で俺はややたじろいだ。
ガーガー漕ぐ分だけしか明るくならない自転車のライトも明らかにキャパ不足・・・・・
脇の見えにくい用水路の水位も高いのか水量が多く水音がちょっと怖い・・・・・
脇に広がる光によって濃い陰影を作る竹薮のシルエットも実に怖く映る・・・・・・
強がり不良少年の俺は歌を歌いながら痩せ我慢して走った。

相変わらずA子の村は静かであった。
どの家も人が住んでいるのかと疑う程暗いぼんやりした灯が灯っているだけだ。
会えないだろうなと思いながらも自転車のベルを鳴らしてみた・・・・・・
大体電話番号も知らないし、第一家も知らない・・・こんな合図しか出来なかった。
まるで漆黒の闇の大海でホイッスル吹いているような感じだった。

随分ベルを鳴らしたがやはり無理そうなので諦めかけて、ちょっと休憩してしていると、ガサザサと音がしてA子のシルエットがいきなり現れた。
呼んでおきながらビビって驚いている俺に「やっぱりそうだったぁ〜」と屈託無く言うA子・・・・・

俺は勿論A子もさすがに制服ではなくスエット姿・・・・・
その闇に浮かぶ白っぽいスエット姿が更にA子を「もののけ」っぽく演出していた。
俺は今じゃ考えられないダサイ黄色いウインドブレイカーにジーパン姿・・・

俺達はいつもの場所に夜露で濡れるのを気にしながら腰掛けて話をした。

俺が何でこんな時間に来たのか説明し、いつものタレント話ではなく悩みっぽい話をし出すとA子はスエットのズボンのポケットから真っ新なセブンスターを取り出して1本勧めてきた。
慌てて家を飛び出した俺はタバコが無かった。
わずかな光の中でイタズラっぽく笑っているA子・・・・・暗くて判別しにくいが、きっと特徴あるクイッと端が上がる唇なんだろう・・・・・

安堵からか妙に美味い長い一服の後、黙って聞いてくれるA子に日頃の不平不満をぶちまけた。
学校への憤り、両親への憤り、自分の人生への憤り・・・・・・自分でも驚くぐらい次から次に怒濤の如く出てくる・・・・・


ずっと黙っているA子・・・・・

時々フワリとタバコの煙が流れてくる・・・・・吸い方も上手くなり今じゃ立派なスモーカーだ。

俺の不平不満が一段落すると静かに「帰った方がいいよ」と言った。

まだカッカしている俺が帰れないと言うと「キスしようか」と言う・・・・・


え?・・・・・どういう事?・・・・・どういう展開??と唐突な提案に混乱しているとスッと近付いて来たA子がスッと唇を重ねてきた・・・・・


あれ?・・・何か変だぞ・・・・・・

タバコの香りがするキスをしながら、何故か俺のカッカしていた怒りの感情はショボい山火事のように鎮火されていった。

あれ?・・・何だろうか俺?・・・・・・何しているんだろうか俺??

ちょっと長いキスが終わった後はすっかり感情が浄化されていた俺・・・・・

「もうそろそろ帰る」とお尻に付いた草をパンパンと手で払い地面に点在している吸い殻を拾い言うA子につい素直に「俺も帰る」と言っていた。


そしていつものように手を振りながら村の方へ戻っていくA子を見送りながら、俺もギッシギッシ家に向かって自転車を力強く漕いでいた。

帰り道は不気味に響く水音も竹藪のシルエットも暗闇も怖く感じなかった。




俺の家出は半日で終わった・・・・・・









その日以来A子と会っていない・・・・・・

まったくその日を境にタイミングが合わずに会えなかった。

その農道から見えるA子の村に入り込んでいく勇気もない俺はただ用水路脇の道から会えないかなぁ〜と傍観するだけであった。



そして高校卒業になり俺は街を出て上京した・・・・・

実は上京する前一年浪人し予備校生になったのだが会えなかった。

自転車からバイクになり、その道を未練がましく何度も通ったのだがまったく会える気配すらしなかった。


大学生になってしばらくしてから帰省した時その村まで行ってみた。


すっかり山は開拓されて普通の住宅街になっていた。



今だから思うのだがA子は本当にもののけで幻だったのかも知れない・・・・・

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俺はアスファルトと白っぽいコンクリートで人工的に固められた真新しい住宅街を眺めながらセブンスターを時間を掛けて吸った・・・・・
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by glass-jaw-hopper | 2010-03-24 23:06 | | Trackback | Comments(5)

ラーメンレーサー再び?

カフェレーサー・・・・・・
当時イギリス内で唯一24時間営業だったロンドンのエースカフェに改造したオートバイに乗って集まり、カフェのジュークボックスにコインを入れ、曲が始まると同時にスタートし、曲が終わるまでにカフェに戻ってくるという公道レースをロッカーズ達が毎夜のように行っていたことが名称の由来である。


単身赴任中やたら時間が余ったのでカフェレーサーを目指した・・・・・
よくわからないけど手元にはバイクしかなかったのでやってみようと思ったのだ。
でもそんなカフェは無かったし俺みたいな酔狂なヤツもいなかった。

そしていつの間にか本来のカフェレーサーとは異なり俺なりの解釈「一杯の美味いコーヒーを飲むためにどこまで遠方まで走れるか」ってカフェレーサーになった。

本来のカフェレーサーがスピード重視の短距離ランナースプリンターならば俺的カフェレーサーは長距離マラソンランナーになったようだった。
何せ暇持て余していたからねぇ〜
100キロが限界だったなぁ〜でもせっせと美味いコーヒーを目指して走っていた・・・・・

そしていつの間にかカフェレーサーではなくてラーメンレーサーに進化していったのは自然の成り行きだったと今でも信じている俺だ・・・・・


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カフェレーサーから始まったラーメンレーサー・・・・・・



美味いラーメンを食う為ならば何キロでも走る・・・・・・


ラーメンレーサー再び・・・・・


久々にこの休日はラーメンを目指して走った・・・・・・

カワサキの試乗会の後ラーメンを目指して走った。

単身赴任が終わってから封印していたこの感覚・・・・・



ラーメンレーサー・・・まだ出来るじゃないか・・・・・


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今度は皆を誘って今一番旬なラーメン屋に走ろう・・・・・

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by glass-jaw-hopper | 2010-03-24 21:56 | | Trackback | Comments(6)

ガラスの顎のリスクでジャンプし続けるバッタ
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by 久留米より at 11:02
安部許さない。
by 唐津より at 13:36
安部許さない。
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安部許せじ
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北朝鮮に行け。
by 原宿より at 23:49
安部許さない。
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安部許さない
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