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その男Glass-Jaw-Hopperグラス・ジョー・ホッパー

オトンのマークII と従兄弟のホンダ

ガキの頃年の離れた従兄弟のお兄さんが発売したてのシビックを買った。

親戚の集まりのドライブ旅行にそのシビックで参加したのだ。


当時はオトンも伯父さんらもトヨタ社員、もしくはトヨタ関連の仕事で皆トヨタ車だった。

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俺は子供の頃は憧れのニッサンフェアレディのプラモさえ作るのをはばかられたぐらいのトヨタ信仰の一家だったのだ。

ニッサン車も持ち込む程ではないがホンダ車参加は明らかに裏切り行為だった。


評価も散々である。

同乗した爺ちゃんはピーピーうるさい車だとぼやいていた。


つまり当時装備されたばかりの100キロオーバーになると警告音が出る事を言っていたらしい。


わずか1200ccのエンジンでその他の大きなトヨタ車をリードして走る小さなシビック・・・・・
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うるさいのは警告音でエンジン音ではなかった。
つまりかなり静かで速い車であった。

2ボックスのスタイルも酷評された。

当時は3ボックスセダンが一番ステイタスで偉かったのだ。

2ボックスコンパクトカーはママのセカンドカー扱いであった。

国産セダンのどれもが当時アメ車紛いのキラキラしたメッキのグリルを装備しオーナーらのステイタス心をくすぐっていたのだが、シビックは事も無げにそのグリルはブラックアウトされて存在を軽んじていた。
つまり当時としては格の低いビジュアルだったのだ。



ちなみに当時ママのセカンドカーはワーゲンビートルが主流だったっけ・・・・・

今考えてみれば随分贅沢な時代である。



今でこそ一般的な車であるホンダ車だが、かつてはマニアックな車と言われていた。

オートマチックと言わずホンダマチックと言ったりしてね・・・・・

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そんなガキの頃の楽しかった思い出・・・・・分乗して走るグループの車のアンテナに皆目印のリボンを結んで走った。

そんな事がガキの俺には楽しかった。

こんな事がツーリング好きな俺を作ったのかも知れない。

もうオトン筋の祖父祖母叔父さん達は皆あの世に行ってしまった。


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街にはいつの間にかレクサスがたくさん走っている。

ちょっと前まで少数だったのに最近たくさん目にするようになったテレビCM効果か販売店の充実かわからないけど今では珍しい車ではなくなった。
バックボーンがトヨタって事も安心感高品質に繋がって販売台数を伸ばしている。

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嫌いだ・・・・・

ベンツ、ジャガーに対抗すべく高級ブランドして立ち上げたのはわかるけどトヨタでいいじゃん・・・・・

セルシオ、クラウンの立場は???

何だか生涯掛けてトヨタに尽くしたオトンや叔父さんらが否定されたような気がしてしまうのだ。


日本車のクオリティと高級ブランド性を足した車・・・

散々高級外車スポーツカー乗り倒したんだけど、もう車はいいやぁ〜って行き着きましたぁ〜って上から視線も嫌いだ。

やはりトヨタはトヨタであってほしい。

そんな気がするのだ。



by glass-jaw-hopper | 2014-05-07 23:48 |

ガラスの顎のリスクでジャンプし続けるバッタ
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