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その男Glass-Jaw-Hopperグラス・ジョー・ホッパー

イタリアンとカンツォーネ

月末給料日前になると我が家はイタリアン率がかなり高くなる。

えっ?イタリアンちゃう?


イタリアンじゃろがいっ!


これも立派なイタリアンじゃろがいっ!

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貧乏一人暮らしの学生時代からパスタには本当に世話になっているのだ。


日本人の多くがイタリアに親近感を持ち好感度が高いのはひとえにこのパスタの存在が大きいんではなかろうか?



これからもお世話になります・・・・・


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イタリアンじゃろがいっ!




5キロの枕みたいな米袋買っても1週間持たない我が家は月末になると深刻な食糧難となる。

よせば良いのに月初め時期は連ちゃんで外食なんかしてパッと使ってしまう学習能力がない一家なのだ。
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何せ息子らは回転寿司なんかじゃ1万円ぐらい軽く食う・・・スーパー銭湯なんかに行っちゃワッハハハハハ!と贅沢な飯を食ってしまうのだ。
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我が家のエンゲル指数はどんな大リーガーより高いのだ。

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そこで導引されるのは月末パスタ制度である。

そう言えば学生一人暮らし時代から随分パスタには助けられたもんだ・・・・・

母国嫌いで外国かぶれのイタリア人よりきっとたくさんのパスタを食っているだろう・・・・・




我が家はイタリアンファミリーである。

マフィアと言っているわけではない・・・・・


パスタ・・・スパゲッティ・・・・若き独身一人暮らし時代からお世話になってきた。

例えば・・・ご飯にふりかけだけだと何か寂しい気持ちになるがスパゲッティにふりかけだと立派な食事となる・・・・気持ちの問題だけどね・・・・・

これをパスタマジックと呼んでいる。

我が家のパスタソースの常備品だ。



こいつを掛けて食うとリッチな気分になるのだ。


坂田食品ってパチモンメーカーなんだけどオリジナル「青の〜」ソースの10分の1の値段が嬉しい。

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1989年に俺が海外勤務時住んでいたエリアはシティから外れた郊外であった。
大きな家の中庭に建っている一軒家に住んでいたのだ。
大家さんはイタリア系の親切な夫婦であった。
庭で飼われていたシェパードのリンダとも仲良くなった俺の服はいつも出掛けにリンダに飛びつかれて足跡が付くのが常だったっけ・・・
その郊外からシティの職場まで通う事になったと大家さんのおばさんに言うと大袈裟に天を仰いで朝のシティまでの電車はラッシュでクレイジーだと言った。
かなりびびって通勤を始めると座れないってだけでドア付近に数人ポツリポツリと立っているだけだった。
これが向こうで言うラッシュなのだ。
大家さんに東京の朝の山手線見せたら卒倒するだろう多分・・・

俺はそんな余裕の電車でせっせと時にはガキンチョに忍者に間違えられながらも通勤していたのだった。

ある日の休日、大家夫婦にカンツォーネの会に誘われた。
郊外の会場でイタリア系の人らが集まってカンツォーネを歌う集いらしい・・・
あちらではそんな集いが結構あった。
パーティって言うのか、まったく気負い無く適当に集まって適当に楽しむのが上手なのね・・・
郊外にピクニックだ〜と誘われて行ったら、ワゴンの後ろをガバッと空けて、公園で瓶のピクルスとサラミハム、食パンを立ち食いしただけだったのが新鮮だったなぁ〜
何でも豪華になっちゃうどっかの島国とは違う・・・
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イタリア人らは親日家が多いらしい、ドイツ人も親日家が多い・・・
でも何故かイタリア人とドイツ人は仲が悪い・・・・
日独伊同盟国は歩調が揃わず負けたわけだ・・・・・
俺の住んでいた家の前の住人の中国人は電話代200ドル踏み倒してとんづらしたらしいので大家さんにアジアンの名誉回復の為俺は常に愛想良かったせいもあるけど・・・・・
大家さんのレンジローバーで行くのかと思いきや近所のイタリア人のじーさんばーさんもわらわらと連れ立って行くのでバスが手配されたのだ。

そのバスを運転するのは俺が買って出た。
誘ってくれた礼もあるし、アジアンの名誉復活の為でもあるのだ。
しかしどこで手配したのかわからないバスは相当ボロかった。
当然向こうは大雑把な免許制度で俺の免許でもバスは運転できるのだが、パワステも無いそのハンドルはじーさんばーさんじゃ運転出来なかったろう・・・
当時二十代の俺でも筋肉痛は必至だ。
そして何より問題だったのはハイウェイに乗ってから告げられた衝撃の事実だ。

オンボロバスは80キロに達するとエンジンブローするとの事だった。
スピードが81キロに達した瞬間煙を吐きオーバーヒートすると共にオシャカになるらしい・・・・・
そんな事を事無げに言ってくる自称元マフィアのバスを手配したじーさん・・・・・
ワインやりながらご機嫌でカンツォーネ歌っているじーさんばーさんの一同をよそに緊張しながら運転していた俺だった・・・・
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ブッシュの親父が中東で戦争をおっぱじめる前のまだ平和な秋の日だった・・・
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by glass-jaw-hopper | 2013-12-15 23:49 |

ガラスの顎のリスクでジャンプし続けるバッタ
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