天才
俺の世代のヒーローは松田優作と萩原健一ことショーケンだ。
この二人は正に俺たちにとって憧れの兄貴であった。
そう、どちらも「太陽にほえろ!」のマカロニ、ジーパン、新米刑事を経て俳優として大ブレイクした。
あくせく追いつけ追い越せで頑張っていた優作より正直マカロニ以前にもスターとしての経歴があるショーケンマカロニの方が余裕を感じられた。
その後「傷だらけの天使」でますますショーケンは俺たちのハートを鷲掴みしたのだった。
「太陽に〜」が先か「傷だらけの〜」が先かは知らないけど、俺の世代は「太陽に〜」の後、再放送で「傷だらけの〜」を見た世代だ。
ストリッパーの話なんかもあってちょっと刺激的な大人の話が多かった。
まだ知らぬ大都会東京の底辺で蠢くようにそれでも雑草のように逞しく生きている若者に魅力を感じた。
息子に「健太」って名前付けようって思ったヤツが何人いたか当時・・・・
「股旅」のショーケンは更に格好良かった。
優作もそうだがショーケンもそれまでの常識を覆すのに長けていたように思う。
かっこ悪いをかっこよく・・・
負け犬の遠吠えの様に甲高く叫ぶ様・・・
イライラカリカリした薄っぺらいチンピラの様・・・
学歴に無縁な教養の無い男・・・・
怖くて人が撃てない刑事・・・
ゴリさんのアパートでの寝ションベンさえショーケンが演じれば市民権を得た。
マカロニ刑事最後の犬死には青春刑事物にはそれまであり得ない最後だった。
しばらくの時を経て優作は死に伝説になりショーケンは俳優を続けた。
ジェームズ・ディーンとアラン・ドロン・・・早く死んだがゆえスキャンダルさえどんどん美化されていくスターと生きながらえたゆえスキャンダルにまみれ汚れていくスター・・・・・
チンピラではなくてドラマではお父さんも好演した。
やはりただのスターではなくて良い役者のショーケンはしっかり中年オヤジになってもかっこよかった。
友人はショーケンとドラマで共演したのだが、スタッフその他はショーケンを腫れ物の様に扱っていたそうだ。
誰もが認める大スターのショーケン・・・・ドラマ一つショーケンの存在感で持っていたのだ。
誰もがショーケンが好きだった。
不良少年時代の喧嘩の時はそれまでのやぶ睨みからショーケンタイプの眉毛を下げるやり方を頂いた。
憧れた・・・時代の寵児のショーケンだった。
緒方拳がその俳優としての実力と評価に対して作品にイマイチ恵まれなかった(個人的見解です)のに対してショーケンは作品にも恵まれた。
時々失敗作もあったけど・・・・・「カポネ大いに泣く」、「226」、「渋滞」とかね・・・
努力の人優作に比べショーケンは天才だ。
泣けない俳優優作に比べショーケンはスクリーンで泣き叫んだ。
NHK大河ドラマ1974年勝海舟の岡田以蔵役は凄い・・・・・
犬のように扱われ、そして疎まれ、虫のように殺される土佐の軽格浪人岡田以蔵の悲哀がじんじん伝わった。
完全にその他主役級俳優を食っていたショーケン・・・・・
やはり天才である。
もし自分が監督だったら、使いたい俳優であり同時に一番厄介で使いにくい俳優であろう・・・・・
愚か者のショーケンが歌う「愚か者」・・・・・
決して上手いわけではないし、声が良いわけでもない・・・
でもこの人の魅力、人を惹き付ける吸引力は半端ではない・・・・
ヤンチャな兄さんを演じ、危ないおっさんを演じ・・・
今度はどんなじいさんを見せてくるのだろうか?
この二人は正に俺たちにとって憧れの兄貴であった。
そう、どちらも「太陽にほえろ!」のマカロニ、ジーパン、新米刑事を経て俳優として大ブレイクした。
あくせく追いつけ追い越せで頑張っていた優作より正直マカロニ以前にもスターとしての経歴があるショーケンマカロニの方が余裕を感じられた。
その後「傷だらけの天使」でますますショーケンは俺たちのハートを鷲掴みしたのだった。
「太陽に〜」が先か「傷だらけの〜」が先かは知らないけど、俺の世代は「太陽に〜」の後、再放送で「傷だらけの〜」を見た世代だ。
ストリッパーの話なんかもあってちょっと刺激的な大人の話が多かった。
まだ知らぬ大都会東京の底辺で蠢くようにそれでも雑草のように逞しく生きている若者に魅力を感じた。
息子に「健太」って名前付けようって思ったヤツが何人いたか当時・・・・
「股旅」のショーケンは更に格好良かった。
優作もそうだがショーケンもそれまでの常識を覆すのに長けていたように思う。
かっこ悪いをかっこよく・・・
負け犬の遠吠えの様に甲高く叫ぶ様・・・
イライラカリカリした薄っぺらいチンピラの様・・・
学歴に無縁な教養の無い男・・・・
怖くて人が撃てない刑事・・・
ゴリさんのアパートでの寝ションベンさえショーケンが演じれば市民権を得た。
マカロニ刑事最後の犬死には青春刑事物にはそれまであり得ない最後だった。
しばらくの時を経て優作は死に伝説になりショーケンは俳優を続けた。
ジェームズ・ディーンとアラン・ドロン・・・早く死んだがゆえスキャンダルさえどんどん美化されていくスターと生きながらえたゆえスキャンダルにまみれ汚れていくスター・・・・・
チンピラではなくてドラマではお父さんも好演した。
やはりただのスターではなくて良い役者のショーケンはしっかり中年オヤジになってもかっこよかった。
友人はショーケンとドラマで共演したのだが、スタッフその他はショーケンを腫れ物の様に扱っていたそうだ。
誰もが認める大スターのショーケン・・・・ドラマ一つショーケンの存在感で持っていたのだ。
誰もがショーケンが好きだった。
不良少年時代の喧嘩の時はそれまでのやぶ睨みからショーケンタイプの眉毛を下げるやり方を頂いた。
憧れた・・・時代の寵児のショーケンだった。
緒方拳がその俳優としての実力と評価に対して作品にイマイチ恵まれなかった(個人的見解です)のに対してショーケンは作品にも恵まれた。
時々失敗作もあったけど・・・・・「カポネ大いに泣く」、「226」、「渋滞」とかね・・・
努力の人優作に比べショーケンは天才だ。
泣けない俳優優作に比べショーケンはスクリーンで泣き叫んだ。
NHK大河ドラマ1974年勝海舟の岡田以蔵役は凄い・・・・・
犬のように扱われ、そして疎まれ、虫のように殺される土佐の軽格浪人岡田以蔵の悲哀がじんじん伝わった。
完全にその他主役級俳優を食っていたショーケン・・・・・
やはり天才である。
もし自分が監督だったら、使いたい俳優であり同時に一番厄介で使いにくい俳優であろう・・・・・
愚か者のショーケンが歌う「愚か者」・・・・・
決して上手いわけではないし、声が良いわけでもない・・・
でもこの人の魅力、人を惹き付ける吸引力は半端ではない・・・・
ヤンチャな兄さんを演じ、危ないおっさんを演じ・・・
今度はどんなじいさんを見せてくるのだろうか?
by glass-jaw-hopper
| 2012-08-07 00:29
| 楽
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