キングパワー
1670年初頭・・・
60年代日本製品が世界を席巻していた一休みの時代・・・相変わらず日本製品は凄まじいパワーだったけど無駄な抵抗で一時期本家アメリカ製オモチャなんぞが日本市場に入ってきていた。
市場には妙に怪しい国籍不明の商品が氾濫していた。
繊細で優秀な国産に比べ無骨でタフが売り物の米国製・・・そんな中に俺が凄まじく欲しくなったオモチャがあった。
モグラタンク・・・・・
俺が幼い頃見ていたテレビの中の近未来の世界・・・・・・
宇宙に人は足を運び、音速を超える飛行機・・・・・
人々は携帯を持ち家にはパーソナルコンピューター・・・・・・
正に未来の世界だ・・・・・・
サンダーバードの世界・・・・・
しかし・・・・・・
しかし・・・・・・・
何かを忘れているぞ・・・・・・・
何だっけ・・・・・・・
実現出来ていないギア・・・・・・・
そう・・・・・・・
それがこのジェットモグラ・・・・・モグラタンク・・・・・・・
幼い頃は感じなかったが、すごいネーミングだよなぁ~
モグラタンクてぇ~
サンダーバードでもウルトラマン科学特捜隊、ウルトラ警備隊でも同じようなデザインのモグラタンクが標準装備されていたっけ・・・・・・
しかし・・・・・これだけは理論的に作れないそうだ・・・と何かの科学雑誌に書いてあったっけ・・・
片方を固定せねば同じようにグルグル回ってしまって有人は無理なんだそうだ。
でも・・・・・・
これが出来たとしても乗りたくないよなぁ~・・・・・・・
暗い世界にもぐっていってもおもしろくないもんなぁ~
ガリガリガリガリうるさそうだし、振動も凄そうだ・・・・・
カーステも付いていないだろうしさぁ~
閉所恐怖症ではないが、乗りたくないなぁ~・・・・・・・
地下何百メートルで故障したらどうするんだろうな~??????
エアコンとかもすぐ壊れそうだしねぇ~・・・・・・・
でもオモチャならいい・・・・
俺が欲しかったオモチャはこのモグラタンクのモデルだった。
アメリカ製のそのオモチャはオモチャっていうよりまるで工事資材機械のような機械だった。
あまり人気が無かったようで大きなオモチャ屋の片隅に置いてあったのを俺が買ったのだ。
随分高かったよ確か・・・・・貯めてたお年玉数年分全部持って行かれたっけ・・・・
それでも俺は満足していた。
さっそく電池を装填して部屋で動かしてみた・・・・
キュワンキュワンキュワンと身をねじらせ身悶えするように動くモグラタンク・・・・・
今思うと大人のオモチャのバイブレーターみたいだが当時はその力強い動きに観劇した。
俺は当時発売されたての強力乾電池キングパワーを装填して近所の公園にそのモグラタンクを持って行ったのだった。
8個並んでボディに収まったキングパワー乾電池はまるでアメ車のV8、8気筒のように頼もしく見えたっけ・・・・・
そして柔らかい砂質地面エリアにモグラタンクを突き立ててスイッチオン・・・・・
土を掻き上げて地面を掘り進むモグラタンクは圧巻だった・・・
カッコイイィ〜!
最初だけボディ部を固定してやり穴に入るとドリル部とボディが逆回転して身震いしながら突き進むモグラタンク・・・確かにこの動きでは乗組員が乗る有人型は無理そうだ。
でもやはりカッコイイィ〜・・・・・
大金つぎ込んだ俺の近未来マシンは地中に突き進む・・・・・
そしてそのモグラタンクは力強く掘り進み、そのまま地中に消えたのだった・・・・・
あれから30数年・・・今頃は地球の核に到達し通過して反対側に抜けている事だろう・・・・・
60年代日本製品が世界を席巻していた一休みの時代・・・相変わらず日本製品は凄まじいパワーだったけど無駄な抵抗で一時期本家アメリカ製オモチャなんぞが日本市場に入ってきていた。
市場には妙に怪しい国籍不明の商品が氾濫していた。
繊細で優秀な国産に比べ無骨でタフが売り物の米国製・・・そんな中に俺が凄まじく欲しくなったオモチャがあった。
モグラタンク・・・・・
俺が幼い頃見ていたテレビの中の近未来の世界・・・・・・
宇宙に人は足を運び、音速を超える飛行機・・・・・
人々は携帯を持ち家にはパーソナルコンピューター・・・・・・
正に未来の世界だ・・・・・・
サンダーバードの世界・・・・・
しかし・・・・・・
しかし・・・・・・・
何かを忘れているぞ・・・・・・・
何だっけ・・・・・・・
実現出来ていないギア・・・・・・・
そう・・・・・・・
それがこのジェットモグラ・・・・・モグラタンク・・・・・・・
幼い頃は感じなかったが、すごいネーミングだよなぁ~
モグラタンクてぇ~
サンダーバードでもウルトラマン科学特捜隊、ウルトラ警備隊でも同じようなデザインのモグラタンクが標準装備されていたっけ・・・・・・
しかし・・・・・これだけは理論的に作れないそうだ・・・と何かの科学雑誌に書いてあったっけ・・・
片方を固定せねば同じようにグルグル回ってしまって有人は無理なんだそうだ。
でも・・・・・・
これが出来たとしても乗りたくないよなぁ~・・・・・・・
暗い世界にもぐっていってもおもしろくないもんなぁ~
ガリガリガリガリうるさそうだし、振動も凄そうだ・・・・・
カーステも付いていないだろうしさぁ~
閉所恐怖症ではないが、乗りたくないなぁ~・・・・・・・
地下何百メートルで故障したらどうするんだろうな~??????
エアコンとかもすぐ壊れそうだしねぇ~・・・・・・・
でもオモチャならいい・・・・
俺が欲しかったオモチャはこのモグラタンクのモデルだった。
アメリカ製のそのオモチャはオモチャっていうよりまるで工事資材機械のような機械だった。
あまり人気が無かったようで大きなオモチャ屋の片隅に置いてあったのを俺が買ったのだ。
随分高かったよ確か・・・・・貯めてたお年玉数年分全部持って行かれたっけ・・・・
それでも俺は満足していた。
さっそく電池を装填して部屋で動かしてみた・・・・
キュワンキュワンキュワンと身をねじらせ身悶えするように動くモグラタンク・・・・・
今思うと大人のオモチャのバイブレーターみたいだが当時はその力強い動きに観劇した。
俺は当時発売されたての強力乾電池キングパワーを装填して近所の公園にそのモグラタンクを持って行ったのだった。
8個並んでボディに収まったキングパワー乾電池はまるでアメ車のV8、8気筒のように頼もしく見えたっけ・・・・・
そして柔らかい砂質地面エリアにモグラタンクを突き立ててスイッチオン・・・・・
土を掻き上げて地面を掘り進むモグラタンクは圧巻だった・・・
カッコイイィ〜!
最初だけボディ部を固定してやり穴に入るとドリル部とボディが逆回転して身震いしながら突き進むモグラタンク・・・確かにこの動きでは乗組員が乗る有人型は無理そうだ。
でもやはりカッコイイィ〜・・・・・
大金つぎ込んだ俺の近未来マシンは地中に突き進む・・・・・
そしてそのモグラタンクは力強く掘り進み、そのまま地中に消えたのだった・・・・・
あれから30数年・・・今頃は地球の核に到達し通過して反対側に抜けている事だろう・・・・・
by glass-jaw-hopper
| 2012-06-21 23:14
| 楽
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