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その男Glass-Jaw-Hopperグラス・ジョー・ホッパー

線引きはどこ?

言葉狩りで攻撃された作品は多い・・・・・

ピノキオ・・・ちびくろサンボ・・・ジャングル黒べぇ・・・オバケのQ太郎・・・・

ドラえもんの中で特にスネ夫が使う言葉で「のび太のくせに〜!」ってのがあった。
つまり何をやってもダメであるはず、あるべきのび太が上手くやったりした時にスネ夫がやっかんで「のび太のくせに〜!」と言うのである。

最初聞いた時、これは即座に差別だ何だとのクレームその他で消されるセリフだと思っていた。

ところがお咎めが無かったらしく、好評なセリフだったみたいで今ではスネ夫の定番の言い回しとして定着している。

「のび太のくせに〜!」は明らかに差別である。

人種差別には当たらぬが、のび太は生まれながらのび太と言う存在であり、そこを「のび太のくせに〜!」などと否定されたら人種差別ならぬ個人差別なのだ。

もし自分の子が「のび太のくせに〜!」的な事を言われた日には俺は断然言った子、その親に抗議する。


しかし・・・このドラえもん・・・・子供が読んでいるマンガを時々読んではいるけどのび太へのいじめが凄すぎないだろうか?

ギタギタにしてやる〜!なんてジャイアンから一方的に受ける暴力でのび太ボロぞうきんのようにグチャグチャになっているシーンが多い・・・・・
服は破れ、メガネは曲がり割れ、髪はグチャグチャ・・・これはひどい・・・かなり・・・・
ジャイアンに理不尽に機嫌が悪いからとやられる時もある。

のび太ママはこんなボロボロで帰ってくる息子に何も手を差しのべていない・・・

あまりに不憫な子である。

勿論「ドラえもん」って作品を潰そうなんては思っていない。

でも意外とこの国民的アニメには危ない要素が含まれているのだ。



小学生の頃クラスに弱視の子がいた。
当時はメガネの技術もまだ今ほど無いので分厚いレンズのメガネを掛けていた。

実際にあまり目が見えないので休憩時間のボール遊びハンドテニスやら野球、ドッジボール、鬼ごっこには参加出来ずにいつも寂しそうに脇で見学していたっけ・・・・・

そんな彼がいきなり脚光を浴びた遊びがあった・・・

座頭市ごっこである。

誰がやり出したのか忘れたが、抜擢されたその子の座頭市は見事であった。
自分でもかなり研究して来て間の取り方や斬った後の背中の哀愁の出し方、物差し定規での居合い切りも様になっていた。

その子もその座頭市ごっこをやりたがった。
それまで疎外者だったのが遊びの輪の中心になれるのだ。
斬られ役の俺達も手放しに上手だ上手いと賞賛の声を浴びせてその子は嬉しそうだった。

ところがこの遊びは休憩時間に廊下を歩いていた先生に発見されて即座に禁止されてしまう。

視力の弱い子に盲目の按摩役をさせるなんて!とメンバー全員がヒステリックな中年の女の先生に叱られた。


結局またその子は脇で寂しそうに皆の遊びを見ている傍観者に戻ってしまった・・・




ミゼットプロレス通称「小人プロレス」も人権団体からの非難で無くなってしまった。
同時にミゼットレスラー達の職場も収入も無くなった・・・
ミゼットプロレスチャンピオンの王座も否定され誇りも失った・・・・


一体この誰も望まない外野からの干渉介入ってのは何なんだろうか?



by glass-jaw-hopper | 2012-03-22 00:30 |

ガラスの顎のリスクでジャンプし続けるバッタ
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