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その男Glass-Jaw-Hopperグラス・ジョー・ホッパー

おじさまおじちゃま

中学高校時代友人のお父さんお母さんを「おじさん」「おばさん」と何の疑いもなく呼んでいた。

高校生の息子を持つ親父となり俺も立派なおじさんとなった。

二十代の頃からやや自虐的にも自分の事を「おばさん」と呼ぶ女性と違って男はいつまで経っても学生気分が抜けない。

クレヨンしんちゃんの母親みさえが二十代後半にも関わらずやたらおばさん呼ばわれされているのに比べ父親ひろしにはその気配が無い・・・・・


男・・・「少年」→「青年」→「中年男」→「中高年」→「壮年」
女・・・「少女」→「?」→「中年女」→「中高年」→「壮年」

といささか進化に誤差があり、男の「青年」エリアは既に女性の場合は「おばさん」エリアがあるように感じる。
別次元で「熟女」ってのもある・・・「熟男」とは言わないのだ。
ちなみにレンタルビデオ屋のAVコーナーで一番広い広大なスペースを占めているのは「熟女・人妻」コーナーらしい。
それだけ需要があるのだろうか?もしくはそれだけ世には熟女割合が大きいのか?
パッケージを見てみると下は20代後半から上は六十代まで「熟女」とくくっている。
女の人生の大半がこの「熟女エリア」であるのだ。
ちなみに俺は「熟女」好きと思われているけどそれは違い「淑女」好きである。
更に言えば「大胆な淑女」好きなのだ・・・・・
それまであまり目立たなかった「中高年」を世間的に認知させたのは綾小路きみまろだろう・・・・・


つまり何が言いたいかと言うと女性は「おばさん」と言われる事に慣れており男は「おじさん」と言われるのに慣れていないって事だ。

森高千里も「私がおばさんになってもぉ〜♪」なんて歌を歌っていたっけ・・・「おばさん」を容認している女性・・・・

40代で起業しても男の場合は「青年実業家」と呼ばれたがるのだ。


若い女性・・・例えば息子の彼女とかかウンと若い女の子から俺はどう呼ばれたらいいのだろうか?
今後絶対に立ち塞がる問題である。


おじさま・・・・・?


おじさまおじちゃま_c0083518_915192.jpg


クラリスはルパンをそう呼んでいた・・・・・何か妙に違和感があったなぁ〜
あえて「おじさま」「おじさま」と呼ばせておいて最後ラストシーンだけ「ルパン」と言わせる演出効果もあったんだろうけど・・・・・

でもやはり「おじさま」って何かロマンスグレーなんかの英国紳士風の男がぴったりくる・・・
チビまる子ちゃんに出てくる金持ち花輪君の執事「ひでじい」みたいな人だ。

おじちゃま・・・・・?
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おじさまおじちゃま_c0083518_922635.jpg

男はつらいよ寅次郎サラダ記念日で面識がまだ浅いのに三田寛子はいきなり寅さんを「おじちゃま」と呼んでちょっと痛かった・・・・・
しかし今から考えるとこの作品、同じ「三田」ってんでだけで三田佳子と三田寛子を母子としてキャスティングしたのだろうか?



「おじちゃま」ってのも妙にこそばゆい・・・・・

「おじき」はヤクザ、一部演歌歌手の世界・・・

「おっちゃん」と呼ばれてニコニコしてるけど「おっさん」と呼ぶと何故か怒る関西人・・・・・

とにかく・・・

「おじさん」とは呼ばれたくないのだ・・・やっぱ・・・・何か非常に乾いた感じがして・・・

ならばどう呼ばれれば良いのだろうか?

可憐な少女は俺をどう呼べばいいのだろうか?



既に息子らから「親父」と呼ばれている俺の立場は更に複雑なのだった。



by glass-jaw-hopper | 2011-11-25 00:35 |

ガラスの顎のリスクでジャンプし続けるバッタ
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