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その男Glass-Jaw-Hopperグラス・ジョー・ホッパー

長州のヒーロー

先に俺の龍馬説を書いたが今回は高杉晋作である。

あまりに登場が早く機が熟す前によくわからんうちに散ってしまった久坂玄瑞、明治まで長生きした木戸孝允こと桂小五郎よりやはり激動の中激しく動き短命で散った高杉晋作の方が人気が高いようだ。

長州のヒーロー_c0083518_21314194.jpg


龍馬坊ちゃん暇潰し説に続き長州の幕末ヒーロー高杉晋作は面白い事がやりたい暴れたいって事だけだったのではなかろうか?

吉田松陰のそばで観察し世間で暴れる隙を見付けたのではなかろうか?

いつから自分の寿命が短いと悟ったかはわからぬが、どうもこの人は短い残りの人生で世を混ぜっ返したかったようなきらいがある。


もし幕末の動乱期に生まれなかったらただの酒飲みの問題児だったと言う(司馬遼太郎「竜馬がゆく」より)。


そう、親戚にいる鼻摘み者の困った叔父さんって感じだろう。

徳川家の行列に向かって「よっ!征夷大将軍っ!」なんて歌舞伎役者みたいな呼び掛けするなんてのもお調子者っぽい。

何か仲間に受けようとして調子づくチャラ男若者みたいだ。

高杉にとって初期の頃掲げていた「尊皇攘夷」の旗印は実に都合の良い物だったに違いない。
そのイデオロギーを免罪符にしてどんどん前に出られるのだ。

そして龍馬と違い晋作は上士であり殿様にさえ謁見出来る立場・・・・・
しかもその殿は多分外様大名の中で一番寛大な「そうせい候」の毛利敬親・・・・・

やりたい放題である。


禁門の変、第一次長州征伐、英仏蘭米と戦争した下関、馬関戦争すら高杉にとってはありがたい暴れる場であったような気がするのだ。

さっさと攘夷を捨てて諸国と手を結び長州を倒幕へと更に戦いの場を広げていく・・・・・


奇兵隊も世間をあっと言わせたかったに違いないし、彼は暴れたかったのだ。


いきなり世捨て人みたいに出家したりして髪はザンバラ頭にしたり余生を派手に暴れ世に稀代の英雄として名を残したかったのではなかったのだろうか?


とにかく最近好きで好きで堪らなかった幕末の志士らを違う解釈で分析しているのだ。


でも数々の偉業と武勇伝と伝説・・・やはり彼はヒーローである。



by glass-jaw-hopper | 2010-09-20 22:10 | その時歴史は動いたような気が

ガラスの顎のリスクでジャンプし続けるバッタ
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