ドリームズカムトゥルー少年の夢・・・・・
小学校の頃市街地のマンモス団地から郊外の一軒家に引っ越した。
引っ越す前から通っていた拳法道場には通い続けたかったので引っ越し先の郊外の家からも小中学生時代バスを乗り継いで通った。
当時はまだ少年の俺・・・道着や防具を抱えてかなりの距離を通い続けた・・・・・
学校を終え一人バスに乗り市街地の道場へ通うのはかったるくもあったけど楽しくもあり刺激的でもあったのだ。
当時から車窓を眺めるのが好きな俺は春夏秋冬、行きは流れていく夕暮れ迫る街の風景を帰りは勤め帰りのサラリーマンに紛れ街の夜景を飽きる事無く眺めていた。
電車と違いバスの中で本を読むと酔うのでしなかった。
ついぞ教科書なんか読んだ事ない・・・・
バスの乗客は誰もが無口でビーだのガシャンだの扉のブザー開閉音とテープのガサついたアナウンス以外静かな車内であった・・・
バスの経由する道沿いに一カ所繁華街歓楽街があり、70年代当時まだ元気だったポルノ映画館があった。
上映中の映画はもとより、予告の映画のポスターや看板がこれでもかと大きく出ていた。
パンチラ程度でも大事件だった少年時代に金髪の女が裸で身をのたくりながら挑発的なポーズをしているポスターはもはやこの世の物とは思えぬ程淫靡な世界に感じたもんだった。
純真純情な少年の俺はそんな看板見ているのを人に見られたら何言われるかわからないので頑なに目をそらしてやり過ごしていたのだ。
中学時代の英語の女の先生はまいっちんぐマチ子先生みたいな先生で妙に色っぽくマドンナ的存在であったが当時硬派を気取っていた俺は基本的黙殺していた。
大人の女は魔性だ・・・・近付くまいと・・・・
そんな俺だが中学時代はバスの中で女の人の痴漢に遭った事もある。
立っている俺の後ろにピッタリくっついてきて身体を擦り寄せながら俺の耳元でフンフン言っているのだ。
防具を足元に置いてあるので俺の片足はやや後方になるのだが、その足を跨いで擦り寄せてくる・・・
恐る恐る盗み見れば、やや派手なストライプのスーツに大振りなサングラス掛けいるややハイミス系だけどOL風のお姉さん・・・
混んでいる車内をいい事に密着してきて俺の足に跨り擦りつけながら段々フンフン言っている吐息も激しくなってきていた・・・
もう耳舐められそうな勢いだ・・・・・
まだ純真な少年の俺はどうしていいのかわからずに降りるまでされるがままなすがままで困っていた。
学生服のままだったので学ランフェチだったのかも知れないけど当時はそんな事知るよしもない・・・・
そんな純真無垢な少年にとって都会はジャングルであった・・・
途中で乗り継ぐバスステーションで並んでいた時である。
列に並んでいる数人後方に小太りな年齢不詳のおっさんが並んでいた。
ラフな服装でニキビ面なだったので、もしかしたらまだ学生かも知れないが、とにかく分厚いメガネ掛けて青いダンガリーシャツとむさ苦しい髪型・・・
今で言うオタク系だが当時はそんなジャンルもまだ無い・・・
とにかく垢抜けないむさ苦しい大人が並んでいた。
そして手にはキヨスク当時売店で買ったらしいブロンド金髪のポルノ雑誌・・・
垣間見えたその雑誌はやはりあのポルノ映画館で見えた看板ポスターみたいな写真が羅列していた。
今考えればプレイボーイ程度の雑誌だったのかも知れないけど当時の子供から見ればとんでもないエロ雑誌だ・・・
造成地なんかで捨てられて風化しかけたプレイボーイなんか見付けた日にゃお宝発見状態で皆で大騒ぎしてどんちゃん騒ぎしたもんだよ・・・
そんな破廉恥極まりない雑誌を並びながら堂々と見ていたのだ・・・・・
そんな大人を見て少年の俺は思った・・・・
痛烈に思った・・・・・
羨ましいぃ!
大人になったら堂々とエッチな本を見れるんだ・・・・
誰に叱られるわけでもなく気が向いたら売店でサッと買ってバス待ちで見られるんだ〜
俺はそんなおっさんを憧れの目で見ていた・・・・・・・
ドリームズカムトゥルー少年の夢・・・・・
そして少年の夢は叶ったのだった・・・・
引っ越す前から通っていた拳法道場には通い続けたかったので引っ越し先の郊外の家からも小中学生時代バスを乗り継いで通った。
当時はまだ少年の俺・・・道着や防具を抱えてかなりの距離を通い続けた・・・・・
学校を終え一人バスに乗り市街地の道場へ通うのはかったるくもあったけど楽しくもあり刺激的でもあったのだ。
当時から車窓を眺めるのが好きな俺は春夏秋冬、行きは流れていく夕暮れ迫る街の風景を帰りは勤め帰りのサラリーマンに紛れ街の夜景を飽きる事無く眺めていた。
電車と違いバスの中で本を読むと酔うのでしなかった。
ついぞ教科書なんか読んだ事ない・・・・
バスの乗客は誰もが無口でビーだのガシャンだの扉のブザー開閉音とテープのガサついたアナウンス以外静かな車内であった・・・
バスの経由する道沿いに一カ所繁華街歓楽街があり、70年代当時まだ元気だったポルノ映画館があった。
上映中の映画はもとより、予告の映画のポスターや看板がこれでもかと大きく出ていた。
パンチラ程度でも大事件だった少年時代に金髪の女が裸で身をのたくりながら挑発的なポーズをしているポスターはもはやこの世の物とは思えぬ程淫靡な世界に感じたもんだった。
純真純情な少年の俺はそんな看板見ているのを人に見られたら何言われるかわからないので頑なに目をそらしてやり過ごしていたのだ。
中学時代の英語の女の先生はまいっちんぐマチ子先生みたいな先生で妙に色っぽくマドンナ的存在であったが当時硬派を気取っていた俺は基本的黙殺していた。
大人の女は魔性だ・・・・近付くまいと・・・・
そんな俺だが中学時代はバスの中で女の人の痴漢に遭った事もある。
立っている俺の後ろにピッタリくっついてきて身体を擦り寄せながら俺の耳元でフンフン言っているのだ。
防具を足元に置いてあるので俺の片足はやや後方になるのだが、その足を跨いで擦り寄せてくる・・・
恐る恐る盗み見れば、やや派手なストライプのスーツに大振りなサングラス掛けいるややハイミス系だけどOL風のお姉さん・・・
混んでいる車内をいい事に密着してきて俺の足に跨り擦りつけながら段々フンフン言っている吐息も激しくなってきていた・・・
もう耳舐められそうな勢いだ・・・・・
まだ純真な少年の俺はどうしていいのかわからずに降りるまでされるがままなすがままで困っていた。
学生服のままだったので学ランフェチだったのかも知れないけど当時はそんな事知るよしもない・・・・
そんな純真無垢な少年にとって都会はジャングルであった・・・
途中で乗り継ぐバスステーションで並んでいた時である。
列に並んでいる数人後方に小太りな年齢不詳のおっさんが並んでいた。
ラフな服装でニキビ面なだったので、もしかしたらまだ学生かも知れないが、とにかく分厚いメガネ掛けて青いダンガリーシャツとむさ苦しい髪型・・・
今で言うオタク系だが当時はそんなジャンルもまだ無い・・・
とにかく垢抜けないむさ苦しい大人が並んでいた。
そして手にはキヨスク当時売店で買ったらしいブロンド金髪のポルノ雑誌・・・
垣間見えたその雑誌はやはりあのポルノ映画館で見えた看板ポスターみたいな写真が羅列していた。
今考えればプレイボーイ程度の雑誌だったのかも知れないけど当時の子供から見ればとんでもないエロ雑誌だ・・・
造成地なんかで捨てられて風化しかけたプレイボーイなんか見付けた日にゃお宝発見状態で皆で大騒ぎしてどんちゃん騒ぎしたもんだよ・・・
そんな破廉恥極まりない雑誌を並びながら堂々と見ていたのだ・・・・・
そんな大人を見て少年の俺は思った・・・・
痛烈に思った・・・・・
羨ましいぃ!
大人になったら堂々とエッチな本を見れるんだ・・・・
誰に叱られるわけでもなく気が向いたら売店でサッと買ってバス待ちで見られるんだ〜
俺はそんなおっさんを憧れの目で見ていた・・・・・・・
ドリームズカムトゥルー少年の夢・・・・・
そして少年の夢は叶ったのだった・・・・
by glass-jaw-hopper
| 2009-08-30 23:27
| 楽
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